2008年06月03日

Mahina-S 2008モデル:テナー


引き続きTHGF2008出展楽器の紹介です。Mahina-Sコンサート(TYPE I)は販売店渡しの関係も
あるので、テナーを先に紹介します。

テナーは今回の展示会が初お披露目。
幅広な材料もある程度確保出来たのでラインナップとして正式に追加することにしました。
マテリアルは他の出展楽器と同様、トップ:イングルマンスプルース、ボディ;アッシュ、
ネック:キューバマホガニーです。ペグはGOTOH製UK700(B)を搭載しています。
力木はファンブレーシングを採用。

本品は工房にて在庫しております。お問合せ受付中(価格200,000円)


tenor2008fan01s.jpg

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2008年05月30日

Mahina-S 2008モデル:コンサート(TYPE II)


今回THGFに出展した2008年仕様のMahina-Sを紹介します。
先ずはソプラノボディにコンサートスケールのネックを組み合わせたコンサートウクレレ(TYPE II)。
削りだし胴のウクレレ製作を開始してから約3年。ソプラノからオーダーが始まり、2007年
にはコンサートを1本製作しました。その製作から、削りだし胴を用いると1サイズ小さい
ボディでも十分な響きが得られることが分かりました。

今回のTHGFでは削りだし胴楽器の周知の他に、新たなモデルの可能性を探る目的がありました。
ノーマルのソプラノを並べて展示することが出来なかったのが残念ですが、コンサートは出展
出来ましたので、その比較をしてもらうことは出来ました。

直前の手配で絃が間に合わず、アクィーラのナイルガットを張ったためブラックナイロンの
コンサートとの真っ向勝負(コンサートはLOW−Gの設定だったこともある)は出来ません
でしたが、試奏していただいた方には、その音量の大きさを実感していただけたようです。
今後、レギュラーモデルとしてラインナップに追加します。

本品は工房にて在庫しております。お問合せ受付中(価格170,000円)

consop2008fan01s.jpg


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2008年05月28日

ウクレレ:Mahina 2008モデルの特徴3


引き続き2008年モデルの特徴第3段です。
今回、ヒールレスネックジョイントと並び、大きな仕様変更は3Dカッタウェイの採用です。
3Dカッタウェイ導入は2007年初頭から検討を始め、THGF2007終了後にshirai guitarの
白井忠義氏に相談しました。「権利関係の制限は無いけど、削りだしでやると重くならない?」
ということだったので、その後は胴の軽量化を如何に進めるか・・・が課題となりました。


uke2008spec03.jpg

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2008年05月27日

ウクレレ:Mahina 2008モデルの特徴2


THGF2008終了しました。
たくさんのお客様にお立ち寄り頂き、新作の削り出しウクレレにも多くの方に
触れて頂く事が出来ました。絃高をかなり低めにセットしてしまったので、
その点、本領発揮できない部分がありましたが、削り出しウクレレの特徴は
掴んでいただけたのではないか・・・と考えています。

遅くなってしまいましたが、ウクレレ2008年モデルの特徴第2弾です。
2008年モデルから指板のビンディングが標準で装備されます。
昨年までは溝切りっぱなしでしたが、黒檀は何十年乾燥させても温湿度変化で
動いてしまい、冬季にはフレット・タング(指板に打ち込んである部分)が
若干出っ張ってきます。それを解決するために、ビンディングを施し、適切に
加工したフレットを設置しています。

denki0705.jpg

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2008年05月18日

ウクレレ:Mahina 2008モデルの特徴1


展示会が迫ってきましたので(出展準備は切羽詰まっています)、
そろそろ展示会出展楽器の紹介をボチボチとしていきます。

今回、力を入れているのは削り出し胴のウクレレ。
昨年はスタンダード2、コンサートを参考出品しましたが、来場者の方からは削り出し胴の特徴を
「良い印象」として捉えていただくことが出来たように思います。今年は更に特徴的な楽器に仕上
げようと色々と検討してきました。軽量化の為に削り出し治具も作り直し、機械的強度を損なわな
い範囲で出来るだけ薄くしました。バックの強度を確保するため、r=25フィートのアール加工
に変更しています(裏板の最薄部で約2.8mm)。

外観的な特徴もいくつかあり、その一つが今回紹介するヒールレスネックジョイント。
2007年製作のMahinaでも1本はヒールレスにしましたが、ネック寸法より若干大きく矩形の断面を
持っていました。今回はネックサイズよりジョイント部分のサイズを小さくしたので、外観的には
「ボディからネックが生えている感じ」です。

治具の力を借りることで、それ程苦労することはありませんでしたが(それでも想定の3倍の時間
が掛かってしまいました)、コツが分かればフィッティング作業も早く出来ます。(最初の1本は
1時間半掛かりましたが、5本目は約40分で終わりました。

denki0705.jpg


ヒールが無いと最初違和感ありますが(親指的に)、そういうものだと分かってしまえば、ハイポ
ジションでの運指は楽になります。

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2008年04月24日

訃報:Thomas Humphrey氏(ギター製作家)


アメリカのクラシカルギター製作家で、レイズドフィンガーボードスタイルの生みの親
とも言われる Thomas Humphrey 氏が現地時間4月18日に亡くなられたそうです(心臓発作)。
享年59歳。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

posted by 三野@THIRD FIELD at 17:30 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器製作

ウクレレ:ネック幅の見直し


展示会出展用ウクレレのボディがほぼ完成し、ネック加工の準備をしています。
今回、ウクレレはスタンダード、コンサート、テナーの3サイズの出展を予定していますが、
削り出し胴の発音の特徴を生かし、スタンダードボディ+コンサートスケールという提案も
していきたいと考えています。

それらの楽器を展示会で気軽に比較していただく為に、今回の展示では標準的なネックサイズ
を採用することにしています。当工房は基本的に個人のお客様からの直接オーダーなので、
都度、仕様をツメて製作していますが、展示会では単純に比較できた方が良いので、ナット幅
やネック幅のテーパーは統一したいと考えています。

すると、ソプラノ→テナーでどのサイズにすればよいのか・・・その辺が悩むところです。
特にウクレレはメーカーによってこの辺がマチマチなので、演奏性を考えながら、ある程度の
範囲で検討しなければいけません。個人的にはネックシェイプにも依りますが、ナット幅は
36mm辺りが一番扱い易そうです。ネック幅のテーパーは難しいところですが、約1.6度にする
予定です。先程テンプレートを作成してみましたが、特に違和感もないので、このまま進む
ことにします。

ヒールレスネックジョイントも当初考えていた方式を一段先に進めて、外観的にもスッキリ
まとまる方法に変更することにしました。当初、強度的な部分で採用を見送ろうと考えて
いた方式ですが、ネックサイズの見直しに伴い強度確保の目処が立ったので導入に踏み切る
ことにしました。この週末にはネック部分の加工を行うので、月内組立て塗装開始の予定は
守れそうです。

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2008年04月18日

展示会出展楽器製作[2008/04/18]


予定より遅れ気味ですが、5月のTHGF出展楽器の製作を進めています。
現在は削り出し胴モデル(6台)を中心に取り組んでいます。
ウクレレは、今回、複数箇所に及ぶ仕様変更をしているのでそのケアに時間が掛かっています。

●削りだし胴
・FFA-S  マンドリン
・Mahina-S ウクレレ−スタンダード
・Mahina-S ウクレレ−コンサート1
・Mahina-S ウクレレ−コンサート2
・Mahina-S ウクレレ−コンサート3
・Mahina-S ウクレレ−テナー
●板組み胴
・BeaverTail マンドリン1
・BeaverTail マンドリン2


これから徐々に睡眠時間を減らしつつ追い込み体制に入っていきます。
今週からは睡眠→仮眠生活に切り替えました(例年より2週間ほど早め)。
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クランプ作業→仕掛かり作成→仮眠→クランプ作業
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の様に、工具やスペース等で制約されてしまう状態を出来るだけ少なくするのが狙いです。
極端な話、接着はそれまでの倍の効率で進むことになります。当然、初期硬化+αの時間
確保は必要になりますので、その間に次の仕掛かり、他の楽器の製作を進めることになり
ます。仮眠時間は・・・2〜3時間/日といったところです。

※作業の安全性確保(テーブルソーに手を飛ばされても困るので・・・)と一定の緊張感
 を維持するため徹夜はしないことにしています。特に、テーブルソーは作業2〜3日前
 から体調と緊張感を整えて作業に臨んでいましたが、常用するようになると常に一定の
 レベルを維持していないと大惨事になります。

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昨年の春以降、幾つか機材の入れ替えを行いました。
・テーブルソー(丸ノコスタンドからJETのハイブリッドソーに変更)
・バンドソー(REXONのBS-10KからKERVのBS-14に変更)

また、削り出し治具も新たに作り直し、カーフジョイント用治具、フレッティング治具も
作りました。昨日はカーフジョイントネックの切り出し、への字ネックの切り出しを行い
ましたが、平面出しはテーブルソーで一発。基準面に対する直角もバッチリだし、平面性
も全く問題ないレベルです。8本分の平面加工が約5分で終わってしまうのですから、従来
の手鉋加工に比べ大幅な工数削減になります。更に駆動音が静かなのが助かります。
昨日、その加工をした時間は2330〜です。加工内容にも依りますが、t=40mm以上硬い
広葉樹やリュートのリブ等、薄板を挽いたりしない限りほぼ時間制約はありません。

削り出し胴は今週末にはボディクローズ→ビンディング設置まで終わるので今月中には
塗装の下地作りまで辿り着けそうです。今週末から古楽器の仕上げも並行して進める
ことになります。

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自宅(工房)購入から約1年半ですが、持ち家となると庭の手入れ等「家」に割かれる時間が
かなりあることに気付きます。秋−冬は落ち葉掃き、庭木の剪定・寒肥、花壇の整理、土壌
改善、春ー夏への種(球根)蒔き、春は草引き。特にこの時期は1回/週ペースで草引きを
しないと庭がみるみる草原になってしまいます。今週は雨が良く降るので、更に勢いを増して
います。恐ろしい程です。

posted by 三野@THIRD FIELD at 08:57 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器製作

2008年03月14日

今年の展示会はウクレレが多そうです


ご無沙汰です。
工房の機材入れ替え、リペア作業等でドタバタとしています。
製作の方はオーダー頂いているバロックギターとクラシックギターの製作を
進めています。それにしても装飾があると、こんなに手が掛かるとは・・・(涙)。

5月に行われる展示会、ハンドクラフトギターフェス2008の出展エントリーが
増えてきました。例年にも増してウクレレの出展が多くなってきています。
当工房でも削り出しウクレレを何本か出す予定ですが、数あるウクレレに埋もない
展示方法がないか・・・思案中です。

【2008年仕様のウクレレ】
・ヒールレスネックジョイント
・指板ビンディング

こんなところです。基本的なコンセプトは昨年と変わりませんが、演奏性向上のため
といったところでしょうか。木材の値段も上がってきているので、若干の値上げも
検討しなければなりません(これはちょっと残念)。

posted by 三野@THIRD FIELD at 13:04 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常・一般

2007年11月29日

ストラディバリのマンドリーノ


問い合わせがあったので、ついでにblogに掲載しておきます。
(先方からの許可もありましたので)

少し前にカナダのオークションサイトで”ストラディバリウスモデル”と記された
マンドリーノのレプリカ(この数年程度の間に製作されたもの)が出展されていました。
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問い合わせの内容は、

Q1.その楽器が、本当にストラディバリのレプリカなのか、どうなのか。
Q2.使えるモノかどうか


URLも添付されていたので、一応チェックしましたが・・・

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posted by 三野@THIRD FIELD at 13:00 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器製作

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